読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

伊織 椒のブログ(仮)

日々の生活、喜びと悲しみ、特別な出会い、ちょっとした考えや思いつきを書き残すもの。

Pixiv百科事典の〈速水奏〉の項目の編集後記のようなもの

はじめに。フリー百科系サイトやまとめサイトの2次的記述によって作品や登場人物の情報を確認したつもりになるのはやめましょう。原典の情報を確認しましょう。

……はぁ。私のことを、わかったつもりにならないでね♪(『スターライトステージ』ストーリーコミュ第25話 Nobody Knowsより)

 編集の動機

クライアントが最初に会うのは、アイドルではなく君だ。身嗜みには、細心の注意を払うように(アニメ版第14話より)

シンデレラガールズ』シリーズは膨大な情報によって構成されています。しかし、情報を一覧的に確認できる公式媒体は存在しません。また、『シンデレラガールズ』のアイドルの名称でWeb検索を行うと、〈Pixiv百科事典〉や〈ニコニコ大百科〉といったフリー百科系サイト(編集と閲覧を誰もが行える百科事典系サイトの便宜的呼称)が最上位に表示される場合があります。すなわち、Web検索を用いて原典を確認しようとしても、先にフリー百科系サイトの情報を観測してしまい、不要な先入観を与えられてしまう可能性があるということです。したがって、『シンデレラガールズ』シリーズにおけるフリー百科系サイトの影響力は軽視できません。

そして、第5回シンデレラガール総選挙に際して、Google検索において「速水奏」で検索した際に、第1位および第2位に表示される〈Pixiv百科事典〉および〈ニコニコ大百科)の〈速水奏〉の項目を確認したところ、問題がある記述が散見されました。フリー百科系サイトの影響力を考慮し、それらを改変する必要があると判断しました。

まずは、第1位に表示される〈Pixiv百科事典〉のみを編集することにしました。一方が編集されれば、他方も編集されるのではないか、という希望もありましたが、現在に至るまで〈ニコニコ大百科〉は編集されていません。やはり、他力本願ではいけないようです。

フリー百科の在り方について

一定の影響力を否定できない限り、フリー百科系サイトの記述は相応に正確で客観的で誠実な内容にする必要があります。究極的には、公式情報の列記のみで構成される内容が望ましいのですが、『シンデレラガールズ』の各アイドルを構成している膨大な情報を単一のページにて網羅するのは困難です。また、一部のフリー百科系サイトに対して要約的文章を要求する読者に対応することで軽率な編集を避ける必要もあります。したがって、今回は、〈Pixiv百科事典〉や〈ニコニコ大百科〉では一般的な、要約的な記述を行いました。苦渋の選択でしたが、必要な妥協であるとも考えています。

すなわち、私による編集の結果もまた独自研究的な内容であることは否定できません。記述の恣意性を自認しています。しかし、前述したような諸条件に基いて妥当な在り方を検討した結果でもあるので、状況が大きく変わらない限りは現在の方針を継続する予定です。少なくとも、”かわいい”、”エロい”などの個人的感想が含まれていた過去の記述よりは余程誠実な内容だと自負しています。そのような感想は公共的なサイトではなく個人サイトやSNSで発信するべきです。

ちなみに、フリー百科系サイトの記述に対する不満を述べつつも、自らが編集を行うという発想には至らないまま、編集者(私)のTwitterアカウントをブロックしているユーザーを確認しています。そんなことをしていても状況は変わりません。フリー百科系サイトの編集は誰でも行なえますから、不満があるならば、自らが編集すればよいのです。

編集方針

イラストの選出について

R指定系タグが登録されている作品および性的描写などが過度であると判断した作品は選出対象から除外しました。
・現在の〈Pixiv〉の検索機能ではブックマーク数以外の評価指数を適用した運用が難しいので、ブックマーク数の多さを選出基準としています。
Mobage版と『スターライトステージ』で同様のイラストが使用されているカードの項目におけるイラスト選出については、『スターライトステージ』への実装時期を基準時点とし、Mobage版のカードの項目には基準時点より前に投稿されたブックマーク数最多作品を、『スターライトステージ』版のカードの項目には基準時点以降に投稿されたブックマーク数最多作品を、それぞれ採用しています。

文章について

・可読性を優先して記述の誠実さを欠いては本末転倒なので、可読性は最優先事項ではありません。必要な手続きとは、しばしば冗長に感じられるものだと思います。
・要約的な文章としつつ、恣意性が過度にならないように注意しています。
・断定できない情報については、断定表現を避けています。本来は独自研究的な記述自体を避けるべきですが、要約的な内容にするために妥協しています。
・恣意性を極力低くするために、引用は基本的に省略せずに行っています。
・各ゲーム作品のカードの項目については、プレイヤーの働きによってアイドルとしての衣装を纏う、というゲームシステムを意識した表現を行っています。

記述の解説

記述の独自性が高い箇所について解説します。

紹介文

ページ冒頭のごく僅かな文章ですが、この紹介文はWeb検索の結果に表示されるため、各アイドルへの印象に強い影響を与え得ます。粗雑な表現が許されてはならない箇所です。

旧記述では”キス魔アイドル”と形容されていましたが、それは大変不適切な表現です。奏が特定の対象にキスを実行する描写は極めて稀です。更に、ぷちエピソードでは、”誰にでもキスをねだる女だ、なんて思わないでね。ま。信じてくれていると思うけど……。”と明言しています。〈奏はキスを頻繁に実行する人物ではない〉という性質は、媒体やカードが違っても遵守されている基本的なものです。

”キス魔アイドル”という不適切な表現を除くにあたり、別の紹介文が必要になりました。特に慎重な表現が要求される部分なので、Mobage版、『リスアニ!』voi.23.1、『アイドル名鑑』などの公式媒体における奏の紹介文を確認して、”ミステリアス”と”小悪魔”という表現を引用しました。

ちなみに、現在までに奏が特定の対象にキスを実行した事例は、『シンデレラガールズ劇場』第96話における、プロデューサーの鏡像に対してプロデューサーの死角からキスを行う描写や、[カタルシスの華]速水奏+における、ファンへ贈るブロマイドに”直筆のキス”を施している描写程度です。情報量が膨大なシリーズなので、私にも見落としや失念はあるかもしれませんが、少なくとも”キス魔”という形容が相応しくないことは断言できます。

プロフィール

人物像を端的に表現するために、Mobage版における初登場カードのプロフィール台詞と、その特訓後の親愛度MAX時台詞を併記しました。無難かつ的確な引用だと自負しています。

概要

奏の人物像に不可欠な要素は、”大人びている女子高生”、”小悪魔”、”ミステリアス”、”哲学的”の4つだと考えています。概要では、Mobage版における初登場カードの台詞から、それらの性質を確認できるものを引用しました。初登場カードの時点で全ての要素を確認できる事実は、それらの要素が奏に不可欠であることの根拠でもあります。また、冒頭の”ミステリアスな雰囲気を纏う”という表現は『アイドル名鑑』の記述を基にしています。

おわりに

編集に際して、〈速水奏〉タグが登録されている作品を全て確認しました。時間と体力が必要な作業でしたが、よい作品を知ることもできました。

また、企業が運営しているサイトの記事が、フリー百科系サイトの記述(私による記述です)に基づいている事例を確認しました。誰でも編集できるフリー百科系サイトの記述に何らかの権利があるべきだとは考えていません。しかし、企業が運営するサイトの在り方としては不適切でしょう。この事例については、〈Pixiv百科事典〉の記述の構成および内容を基にしつつも、一応原典を独自に再確認している様子ですが、断定できない要素について断定調の表現を用いるなど、基となった記述よりも粗雑な内容になっていると思います。こうした事例を機に、まとめサイト的なものが様々な意味でいかに信頼できないかを再考していただければ幸いです(もちろん、私による記述も含みます)。